形而下の文化史

表象文化史・ジュエリー文化史・装飾文化史

 

2016-03-01から1ヶ月間の記事一覧

「鬼走り」・「鬼まつり」から見えたこと(2)

「大地の恵み」 パンの表象(1) (17)「石包丁」状のパン;ANDERSEN AOYAMA [餅文化」から話が少しはずれますが、考えてみたら、大地の恵みの「小麦」で作るパンも「のし餅」状に作り、輪切りにしますからその形状は「石包丁」と同じですね。(写真16)パン…

「鬼走り」・「鬼まつり」から見えたこと(2)

「餅文化」鏡餅とキビ餅、黄金餅(粟餅) 岡崎市瀧山寺「鬼まつり」において「豊饒の大地」の表象は「鏡餅」でした。コーカサス地方では「有翼の円盤」(参照)で表象されていた「豊饒の大地」は、同じ「大地」を表す「円」に「豊饒」の意味合いを付加するも…

[鬼走り」・「鬼まつり」から見えたこと(1)

神の食べ物「柿」;柿の種、鶏頭と石包丁 「柿」が「神の食べ物」になった時と場所は、「Chevron(Cheveron仏古語)」された「石刃(石包丁)」と「柿の種」が出会った時と場所と想定できます。ずばり、エトルリアです。その二つの形の類似関係に「鶏頭」も加…

鬼走り」・「鬼まつり」から見えたこと(1)

神の食べ物;柿・奈良五條(2) (2)結晶片岩製石包丁;弥生遺跡:唐古・鍵遺跡の石器 ( 唐古・鍵考古学ミュージアム) 1)干し柿と種 日本に柿が伝播したのは、古墳時代と言われています。(奈良五條・柿博物館)私はいろいろな理由から、弥生時代だと考え…

鬼走り」・「鬼まつり」から見えたこと(1)

神の食べ物・柿(奈良五條) 宣徳火鉢だけが置かれただけの床の間で、男兄弟四人は正座して父を待ちます。部屋一面半の上部に設えられた神棚には、数々の神が並び、正月の朝、父が炊き上げ、そなえた山盛りの白米が並び、列をなした灯明蝋燭が、隙間風に揺ら…

トピックス(4)岡崎市・瀧山寺「鬼まつり」

瀧山寺「鬼まつり」(4) ヤクシーと薬師如来 (14)薬師如来像 ブログ「Letuce's room」に筆者が瀧山寺・住職とお会いした時の、大変面白い話を紹介しています。瀧山寺を知るうえで参考になる記事がいっぱい書かれています。ぜひ一読をお勧めします。このブロ…

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