形而下の文化史

表象文化史・ジュエリー文化史・装飾文化史

 

古墳時代

Magura CaveとOzieri culture(5)女神たちの表象

(24)シロエリハゲワシ Wikipedia 前章の記事を書いてから考え続けていました。Cucuteni-Trypillian cultureの4人の王女のことです。あの哲学的な思考をするズールーの概念を持つ北アフリカの部族が、矛盾をきたすような天の王女を表現するだろうか。そして…

Magura CaveとOzieri culture(5)女神たちの表象

(24)シロエリハゲワシ Wikipedia 前章の記事を書いてから考え続けていました。Cucuteni-Trypillian cultureの4人の王女のことです。あの哲学的な思考をするズールーの概念を持つ北アフリカの部族が、矛盾をきたすような天の王女を表現するだろうか。そして…

特別編 日本のゴルゴン (8)イシュタルの舟(13)

イシュタルの舟 槍の櫂とロゼッタの髪飾り (104)金、紅玉髄・ガラス製髪飾り;エジプト、テーベ、BC16~15世紀(エジプト第18王朝時代);中近東文化センター付属博物館蔵 この素晴らしいロゼッタの金製cloisonne象嵌・髪飾りは、おそらくエジプト第18王朝5代…

特別編 日本のゴルゴン (8)イシュタルの舟(12)

前方後円墳の概念 前方後円墳はズールーの概念を形にしたものです。これまでの説明と下の写真を見れば、和久ノートの意味は直ぐに理解出来るはずです。アフリカ・ズールーの概念の中心にある「宇宙論」は「相似的に重なる宇宙は相似的に重なる王女の子宮で表…

特別編 日本のゴルゴン (8)イシュタルの舟(11)

前方後円墳とイシュタルの舟 (98)円形周溝状遺構 弥生時代中期後庸~後期初頭 大隅半島;鹿児島県立埋蔵文化財センター・縄文の森から第12号 鹿児島県の大隅半島に面白い遺構があります。「周溝状遺構」と呼ばれる空間です。また九州では弥生時代中期後半…

特別編 日本のゴルゴン (8)イシュタルの舟(11)

前方後円墳のとイシュタルの舟 (98)円形周溝状遺構 弥生時代中期後庸~後期初頭 大隅半島;鹿児島県立埋蔵文化財センター・縄文の森から第12号 鹿児島県の大隅半島に面白い遺構があります。「周溝状遺構」と呼ばれる空間です。また九州では弥生時代中期後…

特別編 日本のゴルゴン (8)イシュタルの舟 (10)

日本とエジプトにおける埋葬と船団 葦の茎の直径は10~12㎜、パピルスは6㎝の三角形、いずれも空洞で大きな浮力をもっています。ただし舟に編み上げると、その茎の太さゆえに形態に違いが生まれます。 写真(91)ナカダ文化の領域・ヒエラコンポリス(ハヤブ…

特別編 日本のゴルゴン (8)イシュタルの舟 (10)

日本とエジプトにおける埋葬と船団 葦の茎の直径は10~12㎜、パピルスは6㎝の三角形、いずれも空洞で大きな浮力をもっています。ただし舟に編み上げると、その茎の太さゆえに形態に違いが生まれます。 写真(91)ナカダ文化の領域・ヒエラコンポリス(ハヤブ…

特別編 日本のゴルゴン (8)イシュタルの舟 (9)

エジプトにおけるイシュタルの舟(死者を冥界に送る舟)変遷 ナカダ文化(BC4,000~BC2,920)とは イシュタルの舟が彩文土器に描かれ始めたのがナカダⅡ期でした。それまでのアフリカにはない変化がエジプトに起こり始めたのがナカダ文化期です。この文化期に…

特別編 日本のゴルゴン (8)イシュタルの舟 (7)

古墳時代のイシュタルの舟 (79)古墳埴輪の絵、奈良・東殿塚古墳 (前)奈良文化財研究所 副所長 深澤芳樹氏講演会資料「描かれた日本古代の舟」 日本にしか見当たらなと書いていたイシュタルの舟の槍の様なオールやパドルが、エジプトにありました。それも…

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