阪急梅田・フランスフェアのビスキュイ
以前パンの歴史を調べていた時期がありました。研究と言い訳しながら有名店のパンを食べ歩いていたのです。その時に気になるパンがありました。マルセイユ名物のBiscuitsです。船乗りが「お守り」、「保存食」として航海に持っていっった伝統食だそうです。
今やっとどうして「お守り」なのか解りました。「平衡と豊穣の雨の女神」の表象だったのです。
イタリア半島北西部から南仏に続く「Liguria」の海岸線では南仏の「上部マグダレニアン(Superieur Magdale'nienne) 文化」の表象と、地中海で初めての海洋民となった「Cardium pottery culture(BC6,400~BC5,500年頃)」の部族が出会っていました。(参照)
時を経ても概念は残り、マルセーユでの出会いが「Biscuits」を船乗りの「お守り」にしたのだと思いました。
(18)骨に彫られた「雨による平衡と豊穣の女神」上部マグダレニアン期
THE LANGUAGE OF THE GODDESS;Marija Gimbutas
(13)和久ノート